“聴くということは、誰かの声を体内に招き入れるということだ。そこには思いがけない親密さがある。”
日: 2025年10月1日
🎨アートと知的財産の金融化
絵筆は声なき叫びを記録し、彫刻は時を越える影を刻む。だが市場に置かれた瞬間、芸術は資産となり、声は価格に換算される。 🖌️ アート金融化の四段階モデル アートは、最初からお金のために生まれたものではない。けれども、誰かの…
マンガ・アニメと金融化
コマ割りは時間を刻み、吹き出しは声を浮かび上がらせる。その声が雑誌から単行本へ、テレビから映画へ、そして世界市場へと広がったとき、マンガは物語であると同時に資産となった。 戦後日本において、文学や新聞に続く新たな「声のメ…
音楽と金融化
暗いスタジオに赤いランプが灯り、息を飲む一瞬ののちに録音ボタンが押される。 空気の振動は磁性体を揺らし、後には数字の列として保存される。 歌は時間を超えて流通し、権利は契約の網の目を伝って利子を生む。 レコードはサブスクへ、ジャケットはプレイリストへ。 音は「私的な体験」であると同時に「金融資産」に接続される。
順番が逆じゃないか――お金が先に来る時代への小さな覚書
気がつけば、どこもかしこも「お金にする」話ばかりだ。 新しい技術が出れば、まずは投資。映画や音楽も同じだ。 伝えたい物語よりも、どれだけ市場が膨らむか、どれだけ資本を呼び込めるかが最初に語られる。 本来なら逆だろう。 心…
